
近年、水素吸引機のメーカーは50社を数えるまでになりましたが、10年ほど前は数える程度でした。当社は水素水の販売および関連機器の導入支援を長年にわたり行い、多くの症例や効果を個人・法人のお客様と共に確認してまいりました。この経験から、水素摂取の手段としてより効率の良い方法として水素吸引に注目し、濃度・発生量・製品の運転試験、愛犬による動物実験、自らの体での試用評価などを行い、効果と安全性の検証を重ねています。
水素吸引という健康法は、エビデンスの積み重ねとともに徐々にユーザーが増え、それに比例してメーカー数も増加しています。
本ページでは、AIによる水素吸引の歴史的背景から水素吸引機の歴史(あゆみ)までを整理し、導入検討や機器選びの参考資料としてご活用いただければ嬉しく思います。
AIによる水素吸引の歴史的背景
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18世紀
- 水素の科学的発見
- · 1766年:イギリスの科学者 ヘンリー・キャヴェンディッシュ が水素を発見。
その後、水素が宇宙で最も軽く、豊富な元素であることが判明。
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20世紀後半
- 医療分野での研究の始まり
- · 1975年:米国 Baylor College of Medicine が高濃度水素と酸素(H2+O2)を使ったがん細胞への影響をラットで検証。水素ガスが腫瘍の成長抑制に寄与する可能性が示された。
- · 1990年代:潜水病(減圧症)の治療における水素と酸素混合ガスの研究が一部で行われる。
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2007年
- 現代的なブレイクスルー
- · 日本医科大学 大澤郁朗教授による論文が発表される。「水素が選択的に悪玉活性酸素(ヒドロキシルラジカル)を除去する」という研究結果が『Nature Medicine』誌にて発表され、世界中で水素の医療応用に注目が集まる。
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2010年~
- 水素吸引療法の登場と普及
- · 医療機関やクリニックで「水素吸入療法」が導入され始める。
- · 2010年代半ば以降、家庭用・医療用水素吸引機の開発が進む。美容、アンチエイジング、慢性疲労、脳神経疾患、生活習慣病への効果も注目される。
- · 医療現場では、心停止後の脳保護や脳梗塞後の後遺症軽減、COVID-19後遺症への応用研究も進む。
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2020年~
- 現在~今後の展望
- · 水素吸引器は医療機器だけでなく、家庭用・美容サロン用にも普及。
- · 臨床試験や実証研究が世界中で進行中。
- · 日本・中国・韓国を中心に技術開発・法整備が進められている。
水素吸引の歴史まとめ
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1766年 | 水素の発見(キャヴェンディッシュ) |
| 1975年 | 水素ガスのがん抑制研究(米国) |
| 2007年 | 日本での活性酸素除去効果の発見(大澤教授) |
| 2010年~ | 水素吸入療法の普及・商品化 |
| 2020年~ | 臨床研究と国際的な普及拡大 |
水素吸引器の歴史と主な製品
2012年

ラブリエ
当時ターナープロセス(現イズミズ社)が製造したラブリエは、発売当初、全ての飲み物に水素を溶け込ませることをコンセプトに開発されました。しかし、水素ガスの有効性が表面化し始めたことから、水からではなくガスをダイレクトに取り入れる方式を、ピッチャーの蓋を加工することで両立させました。今でいう「二刀流」としてデビューし、後にラブリエリュクスへと引き継がれています。

MiZ MHG-2045
MHG-2045は、MHG-2000の廉価版として発売された製品で、水素濃度を4%弱に保つ調整機能を備え、爆発防止に向けた安全性の追求がなされていました。製造元のMiz社は、慶応義塾大学やカリフォルニア大学バークレー校などと共同で、産学連携による研究開発を続けています。
2014年

ロケット
ラブリエの評判を受け、2014年頃より販売が開始されました。

H2 REBORN
お湯にマグネシウム系の水素発生剤を反応させて水素ガスを発生させるタイプの水素水及び水素吸引機です。

スイソケア
水素ガス吸引専用器として販売開始され、水素ガス発生量は1分間10ccでしたが、希少性のため本体価格は75万円で設定されていました。
2015年

アロマH2ジェネレーター
水素濃度4%前後に調整可能な吸引器、アロマH2ジェネレーターは、稼働音が静かで、水素吸引に必要なカニューラ内部に結露(水滴)が付着しないという特長がありました。しかし、発売元および製造元はともに倒産してしまいました。

2015年、水素吸引機の能力や特性を把握・確認するために、水素ガス濃度測定機「UPX4」を開発しました。翌2016年から、市場向けに販売を開始しています。
2016年

三輪環境 SUISOKUN Lサイズ
HHOガス発生機(水素酸素混合)のSUISOKUNシリーズは、医療機関への導入実績が豊富であることから、2019年にBSテレ東で放映された「日経プラス10 水素吸引医療法で治療法は変わる!」のモデル機器として紹介されました。現在は発売元をyukonとし、My mother(マイマザー)へ刷新されています。
2017年

水素発生量が1分間300ml、かつ6時間以上の連続運転が可能な製品は、当時非常に少なく、日本医科大学名誉教授・順天堂大学大学院客員教授である太田茂雄教授の推奨品として現在に至っています。
この頃から、水素吸引機は水素発生量の競争に入っていきます。
2018年

Mintech MT-A100
2時間タイマーを搭載し、長時間の連続運転を可能にした製品です。
デザイン性の高さから、特に女性に人気のある製品でした。
ミンテックと同時期に発売された他2製品

フジファインズ
アクアリメール

インタークリスティーヌ
シェルスラン

フジファインズ
アクアリメール

インタークリスティーヌ
シェルスラン
2024年

コロナウイルス感染症患者への治療法として、中国で酸素と同時に水素を供給する方法が始められ、肺の機能が低下した患者に対する酸素供給と水素の抗炎症作用に関する多くの症例報告がありました。その結果、H2(水素ガス)、O2(酸素ガス)、HHO(水素酸素ガス)を選択できる機能を持つ製品が数多く発売され始め、その中で先行的な製品の一つです。

フレアーXは、カニューラ(吸引チューブ)なしでも水素接種を可能にし、水素接種の新たなスタイルを作った一台です。
2025年

1~2人同時に水素吸引が可能で、最長48時間の連続運転ができる、水素・酸素・水素酸素混合のセレクト型吸引器です。同スペックの製品と比べ、低価格で発売されています。
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